データをグラフなどで可視化し、意外な事実に迫るSデジオリジナル企画「データism」。

 今回は山陰両県を代表する進学校(松江北高校、出雲高校、米子東高校)3校における約40年間分の大学合格実績を取り上げる。難関国公立大や難関私立大の合格率の高さは過去と今でどう変わっているのか。データを独自に集計して特徴を探った。

【松江北・出雲・米子東】東大合格最多は? 山陰の「進学校」 40年間分の実績をデータ解析 <大学進学編>

 調査では、各校が毎年度発行する学校要覧に記載されている当該年度の大学合格者を集計した。

 

 旧帝大の7大学に一橋大、東京工大、神戸大を加えた難関国立大(10大学)、「早慶上理」「MARCH」「関関同立」の難関私立大(13大学)、中国5県の大学(7大学)の合格者の延べ人数や現役合格者の延べ人数を抽出した。医学部は各校や各年度によって記載の有無が異なることから、今回は抽出しなかった。

 併願を含む人数のため、同じ生徒が複数の大学に合格した場合、両大学の合格者としてそれぞれカウントしている。対象期間は記録が残る1980年度(1981年3月卒)から2023年度(2024年3月卒)までの44年間に設定した。


 初回は松江北高校を取り上げる。...