伝統の夏祭り「大東七夕まつり」が6日夜、雲南市大東町大東であり、華やかな子ども七夕行列が商店街を練り歩いた。花火大会や屋台の出店もあり、にぎわった。
祭りは戦国大名の尼子氏と毛利氏の戦乱の終わりを祝い、1574年に始まったとされる。会場周辺の自治会代表者らでつくる大東七夕祭保存会が主催した。
七夕行列では12団体が趣向を凝らした山車やみこしを用意した。法被や浴衣姿の子どもたちが大人と一緒に「サーイ、サーイ、サイサイ。テンテコテンの七夕さん」と、独特のかけ声を上げ、約1・5キロを進んだ。
兵庫県明石市の金川聖平さん(7)は豪華な山車を見て「大きくてかっこよかった」と話し、いとこの藤原瑚夏さん(10)=雲南市加茂町=は「ちょうちんが明るくてにぎやかだった」と喜んだ。(山本泰平)