(出典・出雲レインボーストーリーズ)
(出典・出雲レインボーストーリーズ)

 LGBTQ(性的少数者)をテーマにしたイベント「出雲レインボーストーリーズ~だれもが輝ける出雲へ~」が17日、出雲市駅南町のビッグハート出雲で開かれる。島根大学生有志の提言や、ジェンダーレス・モデルとして活躍する島根県海士町出身の井手上漠さんのトークショーがあり、性にとらわれない地域のあり方を考える。

 偏見の解消や理解を深める目的で出雲青年会議所が企画した。提言は教育学部有志2人が参加。事前学習での当事者を交えたグループワークを踏まえ、条例にLGBTQの配慮を盛り込む必要性や、子どもへの教育の重要性を訴える。

 井手上さんが「自分らしく生きる」と題してトークするほか、島根県美容業生活衛生同業組合出雲支部によるジェンダーレスメーク体験もある。学生や当事者らを交えたディスカッションでは「トイレなどの女性スペースの利用」「学校教育、企業研修でLGBTQについてどう教育するか」などをテーマに議論する。

 主催する出雲青年会議所地域向上委員会の大野禎史委員長(36)は「だれもが生きやすい出雲の足掛かりになれば」と話す。イベントは午後1時~同午後4時半。入場無料で要申し込み。定員300人で、問い合わせは大野委員長、電話090(6845)5428。

(黒沢悠太)

▶詳細・申込先:「出雲レインボーストーリーズ」公式サイト