鳥取県警は21日、県内在住の30代男性が720万円をだまし取られる交流サイト(SNS)型ロマンス詐欺被害に遭ったと発表した。

 県警捜査2課によると、男性は5月15日ごろから、マッチングアプリで知り合った女とやりとりをするようになった。女に暗号資産取引を勧められ、投資に使用するサイトに口座を開設した。

 男性は、女の指示でビットコインを購入。送金先に振り込み、サイト内で操作をすると利益が出たように見えた。女に「私たちは恋人。豊かな生活を送るには共同努力が必要」と言われ、7回にわたり振り込み、税金支払い名目でも振り込んだ。

 その後、利益を出金しようとしたところ、サイトの顧客サポートを名乗る人物に「不正取引があり、ロックしている」と保証金を要求され、振り込んだ。さらに保証金を求められ、女からも支払うよう催促されたのを不審に思い、警察に相談して詐欺に気付いた。