【出雲】バドミントンでバルセロナ、アトランタの両五輪に出場した水井妃佐子さん(52)を招いた講習会がこのほど、出雲市西平田町、平田体育館であった。出雲、松江の両市から約40人が訪れ、上達のこつを学んだ。
競技の普及と愛好者同士の交流を目指し、出雲市スポーツ協会雲州ひらた支部と平田バドミントン連盟が主催。中学1年生から70代までの愛好者が参加した。
水井さんは奈良県出身で、五輪のシングルスで2大会連続でベスト16入りを果たした。自らラケットを握り、カットやスマッシュを打つ際、前のめりにならず、半身で構えることや、打った後はラケットを前に出すことを指導した。足の使い方など細かい動作も丁寧に指導し、ともに汗を流した。
講習会の後は、交流試合もあり、水井さんも中学生らとペアを組んで参加した。好プレーには拍手、惜しいプレーには助言を送り、会場を盛り上げた。
参加した平田中2年の満田帆南さん(14)は「プレーを間近で見て勉強になった。もっと上達したい」と話した。(佐野卓矢)