プラモデルを写真に収める来場者=松江市殿町、県民会館
プラモデルを写真に収める来場者=松江市殿町、県民会館

 【松江】主に島根県東部の愛好家でつくる「模型の会 轍(わだち)」(坂本英治会長)の作品展が17日、松江市殿町の県民会館多目的ホールで始まった。精密な技術で組み立て、塗装したプラモデルやフィギュアの作品計315点が来場者の目を楽しませている。18日まで。

 1995年に会員7人で結成。2年に1度、作品展を開くなど活動を続け、現在20~60代の約30人が所属する。

 13回目の作品展は戦車とヘリコプター、働く車を中心テーマに設定。働く車では三輪トラックの「マツダT2000」をはじめ、いすゞのボンネットバス、各種消防車など時代や国をまたいだ作品がずらり並んだ。

 同じ車種のプラモデルでも、作り手によって作品の雰囲気が変わるのが特徴。坂本会長は「美しさを追求したり、塗装のめくれや錆(さび)で使用感を追求したり、腕の見せどころが多くある」と模型作りの奥深さを説明し、幅広い世代の来場を呼び掛けた。 (多賀芳文)