親が死んだ時、これは別の意味で涙も出なかった私だが、新川和江さんが亡くなったと知った時には、鈍い衝撃が来て、気づくと泣いていた。まったき魂と呼んでみたいものをこの詩人は持っていて、自然の実りのような詩作品の内に、それが時折、姿を見せた。多く...
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