自民党の石破茂新総裁は派閥裏金事件を受けた「政治とカネ」問題への対応や、憲法改正など難題に挑む。日米地位協定の見直し、「防災省」創設といった難しい交渉や調整が必要なテーマもあり、実行力が問われる。政策課題を整理した。

 裏金対応・政治改革、問われる実行力

 石破氏が総裁選公約の柱に位置付けたのが政治改革だ。派閥裏金事件を受け、政治資金の透明性向上に最大限努力すると説明。総裁就任の記者会見で「ルールを守る政党でなければならない。守っている...