乳がん月間に合わせた「ピンクリボン運動」が22日、島根県庁前の歩道であり、朝日生命保険相互会社山陰支社(松江市殿町)の社員が市民に乳がん検診の受診を呼びかけた。
女性の健康支援につなげることを目的に、同社が2009年から全国で実施する。
参加した6人が通行人に乳がんの早期発見の利点、自己検診の方法が記載されたチラシとティッシュペーパー240組を配った。同支社の彦上公代(きみよ)総務部長は「性別、年代に関係なく取り組みを知ってもらい受診につなげてほしい」と話した。
乳がんの発生は30代で増え、40代~70代がピークになる。同支社によると、22年の島根県の乳がん検診受診率は43・7%で全国36位。全国平均を3・7ポイント下回っている。
(松本ひろ)