9月終わりの自民党の総裁選から政局が慌ただしくなり、あっという間に衆院選が終わりました。結果は与党の過半数割れ。首相指名から予算などの法案を通すにも「強き政党」の一存では事が進まなくなりました。選挙でも争点になった介護報酬の引き上げや待遇改善など、野党の意見も踏まえて、より良き方向へと議論が進むことを期待したいものです。それでは、今月も介護に関するさまざまな声を紹介します。(内容の一部、漢字仮名遣いは編集・要約しています。Sデジ=山陰中央新報デジタルでは、詳細や他の投稿も掲載しています)
◆かわいく年を…
姑の介護をしながら、孫の迎えやら何やらで毎日バタバタです。自分も仕事をしているので時間のやり繰りに追われてますね。自分は育児が大変だったので娘の手伝いはなるべくしてやろうと思っています。
ですが、さすがに両方はキツくて、疲れがたまるようになってきました。皆さんも頑張りすぎずにできるようにやっていくと自分を追い詰めなくていいと思いますよ。自分は介護される側になる時にはどうなっているのかと、不安はあります。かわいく年を取りたいと思う今日このごろです。
(ポチ、50代)
◆出したはずのごみが
私は、育児と介護のダブルケアをしている時、自分へのプレゼントとか、自分を癒やすようにしていました。それは、仕事をして介護をして家に帰る前に、近所の喫茶店でコーヒー1杯を飲んで帰ることでした。
休日は、合間に行きました。すぐ飲んですぐ帰る日もあれば、店員さんに介護のことを話して帰る日もありました。これは、介護をする上で、かなりのエネルギーになったと思います。
また、息子の同級生のお母さんに介護をしていることを話したら、「がんばらないことをがんばる」とアドバイスしてくれたことは今でも忘れません♡
認知症の一人暮らしの父のゴミ出しは、隣のおばさんや父の姉から協力を得ました。私が自宅に持ち帰ったり、仕事前に実家に寄りゴミ出しをして、仕事に行ったりしたこともあったかなと思います。
一番ビックリしたのは出したはずのゴミを父が、玄関にまた戻しているのを発見したときでした。
(やっこ、50代)
◆するか、されるか
高齢になり、お互い介護されるか、する側になるかその時どれだけ世話をすることが出きるか、夫婦で時々話し合っています。
今はどちらも健康に不安がありながらも日々の仕事は難なくこなしています。
牛を飼っている人が突然奥さんの介護が必要になり苦渋の決断と牛を手放されました。
私たちも牛を飼っているので、人ごとでないという思いです。幼い子供は見ていても日々成長するので楽しみがありますが、高齢者の介護は元気になる確率もほぼないに等しく、終わりが見えないだけに面倒を見る方が疲れることも予想されます。
他界した義母はパーキンソン病に認知症を併発し寝たきりになり、病院で4年間お世話になりました。なかなか終日笑顔で介護と向き合うのは、よほどできた人でないと無理だと思います。
私はもしそうなったら施設に入りたいです。延命治療もお断りです。でも夫がそうなったら、最後まで見てあげたいです。
(デメ、74歳)
◇
介護について皆さまの声をお寄せください。テーマは問いません。一部を月1回、読者ふれあいページで紹介する予定です。参加はLINE(ライン)の窓口やメール、ファクスでお願いします。掲載用のペンネーム、お住まいの市町村と年代を添えてください。LINEは2次元コードから、ファクスは編集局情報部、0852(32)3520。メールはkurashi@saninーchuo.co.jp