浜田市三隅町の石州半紙と岐阜県の本美濃(みの)紙、埼玉県の細川紙の3紙が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」に登録され、27日で10年となる。伝統が培う品質への信頼を生かした新たな用途の模索、世界で販路開拓を目指す動きなど石見に根付く和紙の今と未来を見つめた。(西部本社報道部・宮廻裕樹)


 

 8月、浜田市三隅町古市場の石州和紙会館などであった10年を祝う「石州紙まつり」。...