旧国名として現在に残る出雲・石見・隠岐の行政区分は、奈良時代に完成しました。この旧国は今の県とは異なり、旧国堺(くにざかい)を越えての人の出入りを管理していました。奈良時代の地方行政は戸籍に基づいており、本籍地から人が離れると税の徴収ができなくなるからです。そのため道路上の国堺には関が置かれていました。では...
いまどき島根の歴史◆330◇ 国堺の関所、どちらの国に 皇族の反乱防ぐ役割も〈平石充〉
残り1396文字(全文:1551文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる