松江市奥谷町、松江北高校の学習成果発表会が17日、同市学園南1丁目のくにびきメッセであり、1、2年生が取り組んだ研修や課題研究について報告した。
発表により「伝える力」を養い、自分の考えを深めることを目的に実施。各学年で訪れた近畿地方、関東地方、隠岐島前での研修について報告し、参加した約600人が耳を傾けた。
普通科、理数科の2年生は自分で設定したテーマをもとに取り組んだ課題研究の成果をパネルで発表した。
普通科2年生が体験した近畿研修では31の企業や6大学に訪問したほか、七つのコースに分かれて施設や企業を見学し説明を受け、学びを深めた。文化施設「こども本の森中之島」(大阪市)を見学した生徒は「親子で自由に本と触れ合える空間がつくられていて驚いた」と振り返った。
代表で発表した柏木志津さん(17)は「普段できない貴重な経験を今後の進路選択に生かしたい」と話した。(松本ひろ)