昨年12月10日、オスロで行われた日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞授賞式に参列させていただいた。被団協の方々は、1945年8月から今までのさまざまな出来事、多くの人々のことを心に浮かべ感無量で式に臨まれたと思う。

 悪化する国際安全保障環境の下で、核兵器を二度と使わない「核のタブー」を必ず守り、この受賞を軍拡から対話・外交・軍縮に舵(かじ)を切り直...