背任容疑で警視庁に逮捕された東京女子医大の元理事長岩本絹子容疑者(78)は、大学同窓会組織の会長を兼務して自身に権限を集中させ「独裁」(元大学幹部)を進めたとされる。ガバナンス(組織統治)不全に陥り、混乱が続いた名門医大に入った本格的な捜査のメス。勤務実態がない側近に給与が支払われた疑いもあり、学内からは「徹底的に調べ、うみを出...