出雲市西平田町、平田幼稚園で16日、松江市在住の路上詩人こーたさん(41)が園児29人と一緒に「大好き」をテーマにした絵や書の作品制作に取り組んだ。
同園は昨年10月、こーたさんと一緒に表現遊びとして、自由に絵を描いて楽しむ企画をした。
今回は「大好き」というテーマを設け、最初にこーたさんが「だいすきという羽を広げれば みんなの夢に向かって風は吹く」と、書道パフォーマンスを披露した。
園児は好きな物や人を、色とりどりの絵の具やオイルパステルを使って描いた。飛行機や電車、鳥、園長先生などを丸い色画用紙に自由に描き進め、こーたさんは「描くのが早いね」「きれいな色だね」と感心しながら見守った。
1人が1、2枚描いた作品は、大きな紙に貼り合わせ、こーたさんが加筆して完成させる。
年長の飯塚柚月(ゆづき)ちゃん(6)は「夏に入った小学校のプールを描いた。楽しかった」と笑顔だった。こーたさんは「同じ好きな物を描いても、それぞれ色使いや描き方は違う。お互いのいい所が見られるような大人に成長してほしい」と話した。(佐藤一司)