課題研究で制作した作品を発表する生徒=松江市古志原4丁目、松江工業高校
課題研究で制作した作品を発表する生徒=松江市古志原4丁目、松江工業高校

 松江市古志原4丁目、松江工業高校でこのほど、3年生の課題研究発表があり、生徒が地域や学校の課題を解決できる建築物のアイデアを発表した。

 建築都市工学科の3年生37人が1年かけて取り組んだ課題研究を発表した。

 北尾悠人さん(18)は松江市の課題は駅前の再開発だと指摘した。新しいシンボルにと勾玉(まがたま)をイメージした商業施設を提案した。観光客を呼び込めるように飲食店やファッション関係の店のほか、ライブホールやホテルの機能などもそろえた。7階建て複合施設の平面図と300分の1の立体模型を使って説明した。

 また、2030年に開催される島根かみあり国スポに向けて、更衣室を増やした屋内プールの図面や、インテリアデザインの内装模型を作った生徒もいた。

 更衣室を四つ設けた屋内プールのアイデアを発表した藤田愛歌(うた)さん(18)は「使いやすい施設になるように問題意識を持ちながら制作できて良かった」と話した。

(林李奈)