鳥取県庁
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 鳥取県が13日、総額3650億4900万円の2025年度一般会計当初予算案を発表した。前年度当初比1・3%増となり、22年度(3640億600万円)を上回り、平井県政で最大規模になった。石破政権の政策に呼応した人口減少対策や災害に備えた防災対策に力を入れる。20日開会の2月定例県議会に提案する。

【2025年度当初予算案】
記事 
鳥取県25年度当初予算案3650億円 人口減や防災対策に注力 

 


【解説】
記事 政権意識、批判の視点必要 鳥取県25年度当初予算案
 

 鳥取県の2025年度一般会計当初予算案の特徴は、石破政権を意識したことだ。平井伸治知事は石破茂首相の地元を自負し、地方創生や性別によるアンコンシャスバイアス(無意識の思い込みや偏見)の解消の全国モデルをつくると息巻く。ただ、意識が向き過ぎると、地元の課題解決との乖離(かいり)が生じる恐れがある。政府の考えに批判的な視点を持つことが一層求められる。


【組織改正】
記事 偏見解消や県美開館 鳥取県が政策推進へ組織改正

 鳥取県が13日、4月1日付の組織改正の概要を発表した。石破政権が重要視するアンコンシャスバイアス(無意識の思い込みや偏見)の解消を図る「男女協同未来創造本部」を新設。若者を中心とした移住定住の施策効果を高めるため、女性が暮らしやすい地域づくりを目指す。


【24年度補正予算案】
記事 事業費確定に伴い81億円減額補正へ 鳥取県24年度予算

 鳥取県が13日、事業費の確定に伴い、総額81億円を減額する2024年度一般会計補正予算案を発表した。2月定例県議会に提案する。