島根県美郷町神楽共演大会「神楽の宴in美郷」が23日午前9時から、同町粕渕のみさと館で初めて開催される。町内六つの神楽団体とゲストの飯南神楽団が自慢の舞を披露する。
各神楽団体の演目は「鍾馗(しょうき)」「紅葉狩」「大江山」など。神楽衣装の試着体験や神楽の小道具作り体験もある。
入場料は中学生以上1500円(500円分の飲食券付き)、小学生以下無料。入場券は町観光協会(美郷町粕渕)や産直みさと市(同)、道の駅グリーンロードだいわ(同町長藤)などで販売している。
大会事務局を置く町観光協会の岡先宏和事務局長は「町の神楽の魅力を知ってもらいたい」と話した。みさと館前では川本、美郷、邑南の邑智郡3町の飲食物を販売する「あったかグルメフェア」もある。
2019年5年に石見神楽が日本遺産に認定されたのを機に、石見神楽の保存伝承や地域活性化を図るため、同年8月に町内の神楽団体で構成する町神楽連絡協議会が発足。目玉事業として共演大会を計画したが、新型コロナウイルス禍で開催見送りが続き、今年実現した。問い合わせは町観光協会、電話0855(75)1330。