舞台「人情噺 文七元結」のチラシ
舞台「人情噺 文七元結」のチラシ

 劇団前進座(東京都)の舞台「人情(にんじょう)噺(ばなし) 文七(ぶんしち)元結(もっとい)」が11~14日、鳥取、米子、松江、出雲の4市で上演される。幕末から明治期に活躍した落語家三遊亭円朝の人情話を芝居にした作品。江戸時代の庶民の暮らしにあった義理人情を描く。

 腕の良い左官の長兵衛はばくちと酒にかまけて稼業をほったらかして、女房お兼とけんかが絶えない。娘お久は不和に心を痛め、自ら吉原の遊女屋・佐野槌(づち)に身を売って金をこしらえようとする。長兵衛は懸命に働いて迎えに来ると誓い、佐野槌から50両を借り受ける。帰り道、身投げしようとしている若い男文七を助けて物語が動く。

 公演は会員制で、鑑賞には各演劇鑑賞団体への入会が必要。

 公演日程と会場、主催団体、入会金は次の通り。

 ◆鳥取=11日午後6時半、鳥取市吉方温泉3丁目の市文化ホール。鳥取演劇鑑賞会、入会金千円、会費月額2300円、電話0857(23)6486。

 ◆米子=12日午後6時半、米子市末広町の市文化ホール。米子市民劇場、入会金千円、会費月額2500円、電話0859(33)8695。

 ◆松江=13日午後6時半、松江市殿町の島根県民会館。松江市民劇場、入会金千円、会費月額2500円、電話0852(26)3094。

 ◆出雲=14日午後6時半、出雲市塩冶有原町2丁目の市民会館。いずも演劇鑑賞会、入会金2千円、会費月額2500円、電話0853(25)2722。