【出雲】出雲市神西沖町、出雲養護学校の生徒がこのほど、方言で間食を意味する「はしま」に着目し、出雲市役所で茶と菓子を提供した。ストレッチの指導もし、デスクワークの合間にゆとりの時間を届けた。
同校高等部2年生4人が出雲のお茶文化を調べた。食事(箸)と食事の間の間食「はしま」を提供することで、今の時代に必要なゆとりとコミュニケーションを届けようと取り組んだ。同校の栄養士や体育教員の助言を受け、肩こりや疲れ目を癒やす菓子や体操メニューを準備した。
生徒は市役所の一室で、手作りの看板を用意して職員を迎えた。40分間で30人の職員が訪れ、番茶とおやつを楽しみ、体操で体をほぐした。
管財契約課の会計年度任用職員青木しのぶさん(64)は「温かいお茶と生徒のおもてなしでゆったりできた」と笑顔を見せた。同校の杉原怜真(れいま)さん(17)は「伝統文化を皆さんと共有できてうれしい。仕事の合間にリフレッシュしてもらえてよかった」と話した。(佐藤一司)













