石破茂首相が就任して半年が過ぎた。野党第1党・立憲民主党の野田佳彦代表は政権運営をどう評価しているのか。通常国会後半でどう向き合うのか。地方の再生、夏の参院選鳥取・島根合区選挙区(改選数1)への対応を含めて聞いた。
 (聞き手は東京支社・原田准吏)

 Q.石破茂首相が就任して半年が過ぎた。政権運営をどう評価しているか。

 「首相とはもうずいぶん長い付き合いになる。私は初当選が1993年だが、(首相は)若干先輩として『ミスター政治改革』というようなイメージを抱いていた。ある種の憧れを持っていた同世代の政治家だ。これまで極めて筋論をずっとおっしゃり続け、自民党総裁選の時もいろいろな話をされていたが、半年間で特に何をやりたいのかというのはあまり見えてきてないような気がする」

 「総裁選や(昨年10月の)衆院解散・総選挙、昨年の臨時国会、そして今回(の通常国会)は『楽しい日本』と、いろいろなことをおっしゃっている。何かを貫いてこれだけはやろうと、昔から...