出雲市内の幼稚園・保育園園児による梨の花粉付け体験があり、園児は農場で白い梨の花に花粉をぽんぽんと付け、収穫を楽しみにした。
体験は市内約4ヘクタールで梨を栽培するJAしまね神門梨部会(4人)が、梨の生育過程を知って身近に感じてほしいと、10年以上前から開く。今年は市内8園から210人が参加した。
このうち、わたりはし保育園の年長クラス24人は、だんだん梨屋あぐ梨(り)の12アールの梨園を訪れた。自家採取した花粉をふわふわのぼんてんに付け、手を伸ばして、めしべに当てた。
8月には収穫も体験する。花粉付けをした高野幸咲ちゃん(5)は「おいしくて、大きい梨ができるといいな」と収穫を心待ちにしていた。(今井菜月)