前回取り上げたように、インターハイ(全国高校総体)の予選となる島根県高校総体のサッカー男子は、立正大淞南の優勝で幕を閉じた。勝つのは1チームだけだから、敗者の方が圧倒的に多い。今回は、強く印象に残った敗者を紹介する。

 インターハイ初出場を目指した開星のGK近藤颯太。身長162センチと小柄ながら、俊敏性を生かしたセービングや勇敢な飛び出し、常に周囲を鼓舞して指示を送る大きな声が持ち味だ。

 6月5日の出雲との準々決勝では1-0とリードして迎えた...