【飯南】島根県飯南町を拠点に活動する飯南神楽団と2団体の共演公演「泥落とし神楽共演大会」が15日、同町井戸谷で開かれ、来場者は速く、豪快な舞に見入っていた。
谷自治振興会が主催し、18回目。飯南神楽団と広島県安芸高田市を拠点にする原田神楽団、同県北広島町の東山神楽団の3団体が、2演目ずつ披露した。
飯南神楽団は山賊の親子が武将・源頼光らと戦う「山姥(やまんば)」と、源頼光が酒呑(しゅてん)童子(どうじ)と激しい戦いを繰り広げる「羅生門」を披露した。壮大な太鼓や笛の音色が響き、美しくきれいにそろった舞に観客が大きな拍手を送った。
同町頓原から家族3人で訪れた会社員の藤原優華さん(29)は「演技力が高くて、神楽の世界に入り込んで見られた。素晴らしかった」と喜んでいた。
(景山達登)