庭に咲いたナツツバキを楽しむ片地六治郎さん=大田市長久町
庭に咲いたナツツバキを楽しむ片地六治郎さん=大田市長久町

 梅雨時期に開花するナツツバキが見頃を迎え、大田市長久町の片地六治郎さん(84)宅の庭では、約20本のナツツバキの木が真っ白な花を咲かせ、近隣の人を楽しませている。

 ナツツバキはツバキ科の樹木で6、7月にかけて開花し、朝咲いて1日で花を落とす「1日花」として知られる。

 片地さんは市内で日本料理店を営んでいた二十数年前に苗木を購入した。店の敷地に植え、店内の彩りに使っていた。店を閉めたのに合わせ、自宅に移植したところ、種から次々と苗が育ち、毎年、花が咲くのを楽しみにしている。

 10日ごろに咲き始め、今年はかつてないほどに花付きが良く、無数のつぼみが次の開花を待っている。片地さんは「こんなに咲くのは初めて。季節の花として楽しみたい」と喜んだ。

(勝部浩文)