八頭は、地元での優勝に意欲を燃やす石動(富山)に完敗。攻守の切り替えの速さに対応できず6失点を喫したが、矢沢光介監督は「(1、2年生が)全国を経験できたのは成長につながる。選手たちは今日の点数を見て自信をなくさないでほしい」と気遣った。
2連覇中の石動にボールを支配される試合展開を想定し、素早くパスをカットし、攻撃に転じる作戦で臨んだ八頭。しかし、その作戦も通用しないほど、石動の攻撃はレベルが高く、主将の加藤実梨は「相手FWが強く、こぼれ球でも滑り込んできた」と唇をかんだ。
攻撃では、前方にパスをつなぐ意識は徹底できたものの、FWが決定的な場面でシュートを外す場面が目立った。加藤は全国選抜大会に向け「石動のように難しい場面でも、チャンスをものにできるようにならないといけない」と表情を引き締めた。 (黒沢悠太)
○…鳥取勢の成績…○
▽女子準決勝
石 動 61―00 八 頭
(富山) 2―0 (鳥取)
2―0
1―0
(決勝が行われないため準決勝の勝者が優勝)