混声合唱団「クリスタルコール平田」が6月29日、出雲市大津町の高齢者福祉施設「清流園」でコンサートを開き、利用者と「ふるさと」などを合唱し、交流を深めた。
合唱団は出雲市平田地域を中心に30~80代の男女27人で構成する。毎年2回程度、福祉施設でコンサートをしていたが、新型コロナウイルス禍で中断し、6年ぶりに再開した。
利用者約100人を前に「茶摘み」「おぼろ月夜」「瀬戸の花嫁」「もしもピアノが弾けたなら」など8曲を披露した。アルト、ソプラノ、テノール、バスに分かれて、息の合った美しい歌声で一緒に歌い出す利用者もいた。最後は「ふるさと」を客席と一緒になって合唱した。施設中に歌声が響き、利用者の男性は「すごく良かった」と喜んだ。
合唱団の常松正夫団長(70)は「久しぶりに生の声を届けられ、喜んでもらえた。これからも続けていきたい」と話した。
(佐野卓矢)