島根県警のサイバー防犯ボランティアに委嘱された情報科学高校の生徒=安来市能義町、同校
島根県警のサイバー防犯ボランティアに委嘱された情報科学高校の生徒=安来市能義町、同校

 情報科学高校(安来市能義町)の生徒3人が、2025年度の島根県警サイバー防犯ボランティアに委嘱された。3人は来年3月末までの任期中、インターネットの利用時に闇バイトなど違法有害情報を見つけた場合、県警や警察庁のインターネット・ホットラインセンターに通報する。

 委嘱を受けたのは、いずれも3年の石原美咲さん(17)と板垣未來(みく)さん(17)、2年宇山実花さん(17)。県警が学校を通じて募集、委嘱し、情報科学高校の生徒は4年連続4回目の委嘱となった。

 このほど同校で委嘱式があり、安来署の川岡浩之署長が3人に委嘱状を手渡した。その後、県警サイバー犯罪対策課の職員が、ボランティアの登録方法や違法有害情報の通報先などを紹介。石原さんは「インスタグラムを見ていると闇バイトに関する情報が出てくることがある。今後見つけたら通報したい」と話した。

 県警によると24年(1~12月)中のサイバー犯罪検挙件数は前年比10件減の120件。県内には現在99人のボランティアがおり、うち44人が高校生という。(中山竜一)