2025年の世界経済フォーラムによるジェンダー・ギャップ指数において日本はG7で最下位、世界148カ国中118位だった。特に経済分野における男女間の格差が指摘され、管理職比率や賃金格差など構造的な課題が顕在化した。

 女性の管理職登用に積極的に取り組む企業は増えているが、足取りは遅い。2023年の厚生労働省の調査では、企業管理職に占める女性比率は係長級で23・5%、課長級で13・2%、部長級で8・3%と10年...