松江市天神町の白潟天満宮周辺で24日、「天神さん夏祭り」が始まった。初日のみこし担ぎは総勢約500人が「ソイヤ」「サー」と声をかけ合いながら練り歩き、市街地約1キロが熱気に包まれた。
露店が立ち並ぶ歩行者天国の中を企業みこし4基、女宮、本宮の順に列をなし、沿道の観客が見守った。みこしが天満宮前の広場に到着すると拍手で迎えられた。最後の本宮には女宮の担ぎ手も集い、威勢よく練り上げが行われた。
シンガポールから訪れ、祭りを見物したジェイデン・コークさん(21)は「エネルギーにあふれていて興奮した」と話し、大学生のベン・タンさん(25)は「家族や友達と幸せそうなのが良かった」と日本の文化に酔いしれた。
祭りは天満宮の例大祭として始まり、松江開府以来、約400年の歴史があるという。
(森みずき)