萩・石見空港(益田市内田町)のターミナルビルで25日、ルーク・オザワさんら著名な航空写真家8人が撮影した山陰両県5空港の写真展が始まった。独創的なアングルや構図で機体と美しい風景を写し出した作品に、空港利用客が見入っている。
空港の利用促進イベントなどを手がけるBOSS(益田市乙吉町)の有田学代表(48)が空港の魅力を発信しようと、交流のあるオザワさんに協力を打診した。日本航空(JAL)のカレンダー写真を担当する深澤明さんらも賛同し、8人から計90点が無償提供された。ライトアップされた空港の夜景や夕日のフライト、桜や雪景色で季節を感じる作品がそろう。
写真はモニター画面にスライドショーで映し出す。石見空港ターミナルビルの到着ロビーにある52インチの画面を使い、1回約15分間で1日4回上映する。
大山や宍道湖、日本海、放牧牛などの景色から撮影した空港が分かる面白さもあり、羽田便搭乗前に立ち寄った島根県津和野町後田の僧侶萩野慈隆さん(48)は「それぞれの空港の特色が感じられる」とじっくり鑑賞していた。
写真展は先行して出雲空港で5月に実施し、鳥取、米子、隠岐空港でも準備を進めている。
(吉田雅史)