近場での観光を促し、新型コロナ禍で打撃を受ける飲食業を支援しようと、鳥取県東部と兵庫県北西部の7市町が10月、圏域の食材を使った飲食メニューの人気を競う大会を始める。参加店舗を訪れ、対象メニューを注文して投票した人に抽選で特産品を贈る仕組み。参加する圏域内店舗を9月20日まで募る。
7市町は鳥取県の鳥取市と岩美、若桜、智頭、八頭の4町と、兵庫県の香美、新温泉の2町。伝統芸能「麒麟(きりん)獅子舞」などの文化を共有する「麒麟のまち」圏域と呼ばれ、買い物、通勤、通院などで同じ生活圏を形成する。
大会は「食べる!麒麟のまちグランプリ」で、10月20日~12月10日を予定。肉料理、魚料理、スイーツの3部門を設け、参加店舗はいずれかの部門で1品を提供する。
来店客が、はがき、QRコードから誘導される専用サイト、会員制交流サイト(SNS)のツイッターとインスタグラムで投票。各部門の最高賞獲得メニューに投票した人の中から抽選で計20人に1万円分の鳥取和牛、但馬牛などが当たる。
7市町は肉料理と魚料理で各15店舗、スイーツは10店舗の参加を見込む。各部門で上位3品に選ばれると、賞金1万~3万円が授与される。
問い合わせは、運営事務局、電話0857(25)3091。 (岸本久瑠人)