手話や合唱を披露する出演者=安来市飯島町、市総合文化ホール・アルテピア
手話や合唱を披露する出演者=安来市飯島町、市総合文化ホール・アルテピア

 地域共生社会の実現をテーマにした音楽イベント「第29回地域交流会」がこのほど、安来市飯島町の市総合文化ホール・アルテピアであった。市内の障害福祉サービス事業所や市内外の合唱団が参加し、来場者約500人と音楽を通じて触れ合った。

 就労継続支援B型事業所梨の木園(安来市飯梨町)の利用者やボランティア、職員計30人がハンドベルで「君をのせて」を演奏。続いて、米子市を拠点に活動する山陰少年少女合唱団リトルフェニックスの団員ら約30人とともに手話コーラスで「ビリーブ」を披露した。安来市出身のシンガー・ソングライターHANZOさんのステージもあった。

 リトルフェニックスの稲田創大団長(16)は「音楽は誰もが楽しめると実感した」と振り返り、主催した実行委員会副委員長の杉原勉・安来第一病院長は「地域でできることをみんなで考え、一緒に頑張るきっかけになればうれしい」と話した。

(中山竜一)