遠泳と長距離走で競う「スイムランin多伎」が3日、出雲市多伎町内であった。40回目の節目を迎えた大会は厳しい暑さの中、全国から集まった170人とペア11組22人が出場。気力、体力を振り絞り、ゴールを目指した。

 同町口田儀の田儀港を発着するスイム1・2キロ、ランニング10キロのコースで競った。選手たちは強い日差しが照り付ける中、海岸で見守る家族や友人、観客らの声援を受けて港内を泳ぎ切り、山道のランコースを往復。ゴールを目指した。沿道では地元の小学生らが「頑張ってください」と飲み物を渡したり、水をかけたりした。

 先頭でゴールした大阪府交野市の会社員、田尻貴雄さん(54)=江津市出身=は「島根県に帰ってくる機会になる大会。地元の方や子どもたちも応援してくれて、気持ちよく走ることができた。これからも出場したい」と汗を拭った。

 大会は地元有志でつくる実行委員会が主催し、毎年開いている。実行委の本田一勇会長は「田舎のコースの良さを強調して、これからも続けたい」と話した。

(片山皓平)

 各部門の1位は次の皆さん。...