島根県奥出雲町亀嵩の久兵衛山(標高約450メートル)で、山地の森林に自生するユリ科の「ウバユリ」の白い花が約200本近く咲き、訪れる人を楽しませている。
ウバユリの花は例年通り1日に咲き始め、現在は九分咲き。見頃は10日ごろまでという。
久兵衛山は2014年に同町の亀嵩地区で結成された「久兵衛山の会」(重栖(おもす)保久会長)が管理する。現在会員は22人で、春夏秋冬でイベントを開催する。
ウバユリの開花時期に合わせ「うばゆり祭り」を開催していたが、猛暑のため祭りは中止した。約20アールの山林に自生する花を町内外の多くの人に見てもらいたいと、自由に見学してもらえるようにしている。重栖会長(79)は「多くの人にきれいな花を見てもらいたいと自然管理をしてきた。ぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかけた。 (景山達登)