「蒼海茶」を来場者に差し出すスタッフ(左)=益田市有明町、島根県立石見美術館ロビー
「蒼海茶」を来場者に差し出すスタッフ(左)=益田市有明町、島根県立石見美術館ロビー

 安来市出身の美術家、加藤泉さんの企画展が開催されている島根県立石見美術館(益田市有明町)のロビーで10日、展示作品にちなんだ青いハーブティー「蒼海(そうかい)茶」が観覧者に振る舞われた。

 企画展の関連として美術館スタッフが開催した。蒼海茶は、海や魚をモチーフにした展示作品から着想し、夏の日本海をイメージして鮮やかな青色を表現した。バタフライピーティーをサイダーで割り、ガラスのティーカップに入れた青色の丸氷が涼しさを誘う。

 益田市駅前町の村上万理さん(76)は「見た目も味も爽やか」と味わった。企画展は4回目の観覧で「何回見ても作品に驚かされる。友人を誘ってまた来たい」と話した。

 「加藤泉 何者かへの道」(石見美術館、山陰中央新報社など主催)は、初公開となる高校時代の油絵から最新作まで約200点を展示し、9月1日まで。12日を除く火曜休館。

(吉田雅史)