製作したペットボトルロケットを打ち上げる参加者=松江市上乃木10丁目、松江総合運動公園陸上競技場
製作したペットボトルロケットを打ち上げる参加者=松江市上乃木10丁目、松江総合運動公園陸上競技場

 水と圧縮した空気の力を利用したペットボトルロケットの打ち上げ大会が16日、松江市上乃木10丁目の総合運動公園であり、市内の小中学生約60人が手作りロケットの飛距離を競った。

 事前に作ったロケットを持ち込む自作の部と、会場で製作する小学1~3年の部、同4~6年の部があった。1・5リットルのペットボトル3本を使ってロケットを作り、遠くまで飛ぶように胴体をまっすぐ組み合わせ、中に入れる水や空気の量などを調整。親子で協力しながらポンプでロケットに空気を送り込み、ロケットが水を噴き出しながら勢いよく打ち上がると「やったー」「すごい」などと喜んだ。100メートル以上飛んだロケットもあった。

 小学校4~6年の部1位になった乃木小4年の永島彩夏さん(10)のロケットは、93・6メートルを記録し「胴体や羽根が取れないようしっかり固定した。お父さんと協力して遠くに飛ばせて良かった」と喜んだ。

 大会はロケットの製作体験を通して科学や宇宙への関心を高めてもらおうと、2002年から松江市教育委員会などが開いている。(小引久実)