手作り作品を購入、販売できる「みとやハンドメイドマーケット」が17日、雲南市内で開かれ、家族連れなどがお気に入りの品を買い求め、作家との交流を楽しんだ。
手作り作品の良さと作家の活動を知ってもらおうと、地域自主組織「三刀屋地区まちづくり協議会」(福間正道会長)が2019年度に始めた。評判が良く、6回目の今年は過去最多の40個人・団体がブースを出した。
1回目から毎年出店する中野の里づくり委員会手芸クラブは、綿に糸を巻いて作った手まり状のだるまや、カラフルな布を組み合わせたマトリョーシカの人形などを出品した。初出店した三刀屋中学校1年の3人はビーズアクセサリー約70点を並べ、「かわいい」と親子連れに人気だった。
作家に教わりながら、アクセサリーやミニランタンなどを制作するワークショップもあり、子どもたちが真剣な表情で作品づくりに取り組んでいた。
同市内から娘や孫と一緒に訪れ、切り絵のしおりなどを購入した田中洋孔(ようこ)さん(58)は「部屋に飾りたい」と話した。 (福間崇広)