「博覧会がある限り出さないといけないから、早く会自体がなくならないかなと思うんですよ」。4年に1度開かれる全国菓子大博覧会で、3大会連続の最高賞に輝いた福泉堂(出雲市斐川町直江)の3代目店主・土江徹(49)は「作りたくないけど」が本音だ。それでも出品を続けるのはなぜか。挑み、表現し、超える。その繰り返しの中...