ランニングによる防犯ボランティア活動に取り組む「パトランJAPANしまね」(狩野祐次代表)がこのほど、松江市黒田町のトヨタカローラ島根黒田店で子ども向け救急救命講習を開いた。小学生ら13人が参加し、心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の使い方を学んだ。
「パトランJAPANしまね」は2022年に発足し、現在のメンバーは約30人。トヨタカローラ島根黒田店と今年から、月に1回、同店周辺で夕方の帰宅時間に合わせて、清掃活動や住民への声がけ、パトロールをしている。8月は全国のパトランチームで、取り組みを強化していることをきっかけに、夏休みに合わせて2日間、講習会を企画した。
狩野代表(49)は心臓マッサージの方法やAEDの使い方を伝えた上で「倒れている人を見かけたら、すぐに大人を呼ぼう。自分にできることを冷静に判断して、助けにつなげる行動が大切」と伝えた。
参加した意東小学校5年の米田陽樹(はるき)さん(11)は「心臓マッサージをする時、どこを押せばいいのかが分かって良かった」と話した。(井上雅子)