たわわに実ったブドウを観察する児童=雲南市加茂町三代
たわわに実ったブドウを観察する児童=雲南市加茂町三代

 雲南市の加茂小学校(雲南市加茂町加茂中)の児童が3日、ブドウ畑を見学し、農家から栽培方法やおいしくなる秘訣(ひけつ)を聞き、地元の農産品について学んだ。

 3年生42人がギアファームの星野和志代表(34)が栽培するブドウのハウスを訪れた。

 星野代表がシャインマスカットやピオーネ、島根県オリジナルのブドウ品種「神紅(しんく)」など8種類が同町内で栽培されていると紹介した。おいしいブドウを消費者に届けるため、年間を通して水やりや袋掛けといった多くの作業をして、大切に育てていることを説明した。

 児童はハウス内に配置されたキーワードを見ながら「おいしいブドウのヒミツ」のクイズに挑戦した。

 多々納桜子さん(8)は「たくさんブドウがあって驚いた。水をたくさんあげないといけないことが分かった」と話し、伊藤唯心(いっしん)さん(9)はブドウを試食し「甘くておいしかった。口の中でプチプチはじけた」と笑顔だった。(景山達登)