映画『盤上の向日葵』(10月31日公開)海外版ポスタービジュアル (C)2025映画「盤上の向日葵」製作委員会
映画『盤上の向日葵』(10月31日公開)海外版ポスタービジュアル (C)2025映画「盤上の向日葵」製作委員会

 俳優・坂口健太郎の主演映画『盤上の向日葵』(10月31日公開)の海外版ポスタービジュアルが解禁。韓国で上映されることが決定した。

【動画】映画『盤上の向日葵』予告編

 韓国・釜山で開催される第30回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門に、正式出品となることが決定した本作。同映画祭に坂口、渡辺謙、熊澤尚人監督が登壇することも決定した。

 今回解禁となった海外版ポスターは釜山映画祭に向けて特別に制作された新ビジュアル。主人公・上条桂介(坂口)のどこか憂いに満ちた表情と、彼の運命を大きく揺るがすことになる、歴代最強の破天荒な真剣師・東明重慶(渡辺)の厳かな眼差しが映し出される。

 殺人事件の容疑者となった桂介は、天才棋士として輝かしい活躍をみせていたが、実は幼い頃から酒とギャンブルに溺れる父・上条庸一(音尾琢真)と極貧生活を送る壮絶な過去を歩んできた。しかしそんな“闇”に満ちた人生の中でも、桂介が唯一熱中していた将棋の才能を見抜き、親のように暖かく迎え入れた唐沢光一朗(小日向文世)や、桂介に静かな愛を注ぐ宮田奈津子(土屋太鳳)の存在によって、どん底で孤独な桂介の人生に“光”が差す。

 ポスターには「This encounter will change your destiny.(この出会いが運命を変える)」というコピーが描かれ、賭け将棋の真剣師・東明重慶との出会いが桂介の人生にかつてない情熱、そして深い絶望をもたらす物語が表現されている。

 やっとの思いで幸せを掴んだかと思いきや、思わぬ出来事が起こり人生を踏み躙られる。監督&脚本を務めた熊澤尚人監督は、桂介が様々な人との出会いを通して経験する“光と闇”を本作で描きたかったという。光があるからこそ闇が深くなっていく―このポスタービジュアルは監督が描いたドラマチックな光と闇のテーマを象徴する仕上がりになっており、対照的に咲き乱れる灰色の向日葵と未来を照らす黄色い向日葵が、壮大な物語を予感させる。次々と降りかかる絶望が自分の人生をどん底に突き落とそうとも、運命に抗い“生き切る”ことを貫く桂介の姿は観客の心を激しく揺さぶる。そして“衝撃のラスト”が彼を待ち受ける。