NIEチャレンジ校(実践指定校)の温泉津小学校(大田市温泉津町福光)で12日、新聞教室があった。3~5年生の24人が歴史を記録し、世の中の出来事を伝える新聞の基本について学び、クイズやゲームを通して新聞に親しんだ。
児童はまず、山陰中央新報社のNIE担当を講師に、新聞から答えを探すクイズに挑戦。新聞をめくって、身近な地域から世界の話題まで多様なニュースが載っていることを理解した。紙面は見出し、記事、写真や図で構成していることも学習。紙面から「の」をいくつ見つけられるか競うゲームも楽しんだ。
4年生の佐々木基行さん(10)は「クイズが楽しかった。新聞もテレビもニュースは同じと思っていたけど、新聞は取っておけば振り返って読むことができてすごいと思った」と話した。
同校は本年度チャレンジ校となり、8月に教員が新聞の基本を学ぶ研修を受けた後、9月から新聞各紙の無償提供がスタートした。年間を通じて新聞を活用した学習に取り組む。(清水由紀子)