特殊詐欺被害を未然に防いだとして益田署はこのほど、ローソン益田中島店(益田市かもしま東町)の副店長、宇津川操さん(56)に感謝状を贈った。
同署によると8月3日、宇津川さんは電子マネーカードの「アップルカード」30万円分を購入しようとした60代男性に声をかけた。電話で購入を指示されたと聞き、男性の携帯で詐欺グループとみられる番号に電話して相手から購入目的などを聞き取った上で、詐欺の可能性が高いとして販売を断り、同署に通報した。
その直後、益田中島店の固定電話に、存在しない益田署特殊詐欺対策課をかたる人物から「購入後に警察が対応するから販売してほしい」と連絡があったといい、通報を受けた同署員が同店に到着するまでやりとりを続けた。同店に着いた署員に代わったところ、電話は切れたという。
中尾節也署長から感謝状を受け取った宇津川さんは「年配の方を中心に電子マネー販売時は声かけしていたのが功を奏した。今後は少額の購入でも声をかけたい」と話した。
(堀尾珠里花)












