鳥取県庁
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 沖縄県で新たに米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの異物混入が確認された問題で、鳥取県は29日、同じ製造工程(ロット番号)のワクチンが県内の職場接種会場3カ所で計493人に打たれていたと明らかにした。健康被害は報告されていない。

 県は同じロット番号のワクチンの接種を見合わせた。予約済みの人が接種できるよう調整する。
県によると、鳥取大学(米子会場)143人▽米子高専250人▽JR西日本米子支社100人ーで、26~28日に接種した。陸上自衛隊米子駐屯地と商工会連合会(西部会場)にも納品されていたが、ともに使用前だった。

 県は相談窓口=電話0857(26)7977を設けており、不安な人は相談してほしいとしている。

 県によると、厚生労働省は、微細な異物が投与されても重大な問題を引き起こすリスクは極めて低いとしている。ワクチンの有効性にも、特に影響はないと考えられるとの見解を示している。