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男子シングルスの三木拓也は、危なげない試合運びで1回戦に続くストレート勝ちを収めた。試合の流れを決めたサーブについて「自分の予想以上に(威力が)上がってくれた。ここがピークでないことを祈りたい」と笑顔で振り返った。
第1セットの序盤は、サーブが入らず苦しんだ。それでも、対戦相手のアルゼンチン選手を「伸びてくるサーブを打つ選手じゃない。自分からミスをしないことだ」と冷静に分析。丁寧な返球を心掛けて第1セットで4度のブレークを奪った。
第2セットは、サーブにエンジンがかかり始めた。第5ゲームではサーブで3ポイントを先取。その後は揺さぶりをかけた上で、力のない返球を緩いショットで仕留めた。
世界ランキング7位のフランス選手と対戦する3回戦に向け、「上位選手を相手にブレークするのは難しく、サービスでフリーポイントが取れるとかなり楽になる」と手応えをつかむ一方、「まだまだスピードだけで押しているので70点」と反省も忘れなかった。
(奥原祥平)