国立環境研究所(茨城県つくば市)が、南米原産で強い毒を持つヒアリの飼育を始めた。国内初の取り組みで、日本の気候や自然環境での生態解明や、有効な薬剤の研究を進める考えだ。本年度は国内侵入事例が過去最速ペースで増えており、定着を防ぐための水際対策強化が急がれる。

 ▽被害

 「ヒアリが侵入する港湾で、好む...