鳥取市青谷町山根の市あおや和紙工房でちぎり絵の作品展が開かれ、愛好家らの和紙の質感を生かした作品35点が来場者を楽しませている。11月16日まで。
過去の全国和紙ちぎり絵サークル全国展の作品を借りて並べた。矢野伸明さん(鳥取県・がんぴ舎)の「翠(清流)」は、和紙の質感を生かして渓流の水しぶきを表した。石は、色の違う和紙を使い分けて影やコケを表し、立体感がある。
樋口恵子さん(大阪府・大阪北サークル)の「雪の金閣寺」は、屋根や周囲の木々に積もった雪をリアルに表現した。細くよった和紙で手すりなど細部も再現してあり、目を引く。
午前9時~午後5時。会期中の休館は月曜(10月13日、11月3日は開館)と10月14日。観覧料は一般300円、高校生以下無料。(桝井映志)