鳥取県は31日、県内の新型コロナウイルス感染者1人が死亡したと発表した。居住地、年代、性別は非公表。30日に亡くなった。県内で新型コロナによる死者は3日以来で4人目。県と鳥取市は31日、25人の感染を発表し県内の累計感染者数は1444人となった。
25人の居住地は米子市5人、鳥取市3人、倉吉市1人、県西部6人、県中部1人、非公表9人。いずれも30日の検査で判明した。
うち2人はクラスター(感染者集団)認定された米子北高校サッカー部の関係者。1度検査を受けて陰性だったが、症状が出たため再度検査を受け、陽性だった。このクラスターの感染者は17人となった。
県教育委員会は、県立境高校の学校関係者1人が感染したと発表した。学校は30日に2学期が始まっていた。31日から臨時休業して生徒、教職員約70人を検査する。再開時期は検査結果を踏まえ判断する。
鳥取中部ふるさと広域連合消防局は、職員1人が感染したと発表した。これまでに確認された感染者の濃厚接触者として24日から自宅待機しており、他の職員との接触はなく、消防局の業務に支障はない。
31日午前0時時点の県内の療養者は262人。このうち入院患者は101人で、確保病床(337床)の使用率は30・0%。宿泊療養者が81人、自宅療養者が49人、調整中が31人。